雲ひとつない綺麗な空の日。 「わー…綺麗ね」 鏡に映るのは、真っ白のドレスを身にまとい、キレイに化粧をされた姿。 「ありがとう…お姉ちゃん」 そう、 今日はとうとう私と拓斗の結婚式です…。 今は丁度準備が終わり、控室でお姉ちゃんと話していたところ。 「…ね、愛莉。一つだけ、聞いてもいい?」 突然お姉ちゃんが真剣な顔つきになって言った。