この愛は本物だった、
と言える君は愚かだ
無様だ
君が流していた涙も
笑顔も眠った顔も
本物ではなかった
君は、いつもそのまま
自分を隠さず壁を無くし
ただ本能的に生きていた
愛してる
そんな言葉は要らなかった
嘘を吐かれるのは嫌だった
何度も泣いた
何度も鳴いた
ただ、君のためだけに
バカらしくなったのは
いつからだっただろう
君の側に居る意味は
何なのだろう、と考え
捨て去ろうとしたのは
数え切れないくらい
僕がいなくても
君は新しい子がいる
今も、ホラ
君は抱いているだろう?
気付かない訳がない
君の言葉の端に
気付かない訳がないんだよ
それほどまでに
君を愛していた
(過去形)から。



