「じゃあ大地、帰ろっか。」


「あぁ…。」


なんかいつもと違くね?
元気ないなぁ〜
なんかあったのかな。


無言のまま歩く。

「…あの…さ…」

沈黙を破ったのは
大地。


「手、繋がない?」


あぁ、手ね。
うんうん、手。
ほいほい、手だね。




…ん?手ですか…?


「うほっ、何でぃ!?」


なんとも色気のない声が出た。