「ところで、この山には他にも 鬼がすんでいるのですか?」 「ああ。ここだけじゃない。 この国中にいる。 たいてい人間に気付かれないよう ひっそり暮らしているのさ。」 そうなんですか… と言おうとしたその時、 「兄者!遊びに来たなり!!」 元気な声が入口から飛んで来た。