私と尚太郎は取り押さえられたまま、 しばらく時が過ぎ、佐久助殿達を追っていった男達が戻ってきた。 「だめだ・・・逃げられた。」 「しょうがねぇな・・・」 「どうする?」 「とりあえず、この裏切り者の始末を考えよう。 いったん村に戻るぞ。」 「あぁ。」 こうして私たちは『裏切り者』の烙印を押され、 村に引き戻された。―――――――