鬼の花嫁



会場はやはり混んでいた
最後尾にならぶ。


隣で尚太郎が何か話しかけてきたが
私は全く上の空で適当に受け流していた








どのくらいたったのだろう
やっと順番が回ってきた頃には
そろそろこの祭最大イベントが
始まるであろう時間だった。


急いで聞いてもらわねば…



「あなたは何を占ってもらいたいのですか?」