「しかし、それは・・・」 「大勢の犠牲者と娘一人の命とでは考えず とも答えはわかるはず。」 「うむ………だがそれは最悪な事態に なったときじゃ。」 甘いな…三武郎はため息をついた。 「最悪な事態が起こってからでは遅い。 早く策を考えねば大勢の村人が死ぬ。」 「むぅ………」 「俺にいい案がある。」 ・ ・ ・ ・ ・ しばらく2人は話しあい 三武郎が長老の家を出たのは みんなが解散した2時間後だった。