「わぁ、かわいぃ〜!」

少女は子狐をみつけ
その頭をなでようと
そばに近づいた。

が、

「あ、まって〜」

子狐は走って逃げていく

必死に追いかけるうち
山の奥まで来てしまった。

子狐は見失ってしまい、
帰り道もわからない状態。
しかも日が暮れかかった
夕暮れ時。


『山には鬼が住んでいる』


村の言い伝えを思い出した少女は
不安で今にも泣き出しそうになった






「何をしている」