「じゃあ、もう少し大人になるまで、コンタクトは止めとくよ」


「だ、だから、大人になったってコンタクトはダメだってば!!

タクはずっと眼鏡かけてなきゃダメなの!

分かった!?」


「…分かった」


ホッとした様子でニッコリ笑うユカ。


とりあえず、


コイツの笑顔を愛おしく思うのは、


俺だけみたいだし…な。


「じゃあ、大人になってもずっと俺の顔見てるんだな?」


「あったり前じゃん!!」


……さりげなくプロポーズしたのに気付かないあたり、


彼女らしくて笑ってしまって、


俺は快晴の空を見上げた。




【END】