「えと…ご趣味は?」

「昼寝」


………

あぅあぅあぅあぅ

何聞いてるんだ私!!


「猫…」

「え…」

自分から話さない彼が口を開いて思わずビックリしてしまった。

私は彼の視線の先に注目した。


…猫?

猫が…道路に?

…!!


「危ない!!」

信号が青になり車が猫に向かって行く。

私は思わず道路に飛び出した。

………

はずだった。


―ドッ

一瞬体に痛みが走ったと思ったら私は地面に倒れ込んでいた。