「高月……先輩??」 露衣君は驚いたような怒っているような感じの顔をしている。 (そ、そりゃあ怒るよね!!) 「露衣君、ごめんなさい!!」 私はとりあえず頭を下げて謝った。 露衣君は黙ったまま私を見ていた。 病室がシン―…と静まり返った。 するとお婆さんがふふっと笑い、優しい声で言った。 「お嬢さんのお名前は??」 「あ、はいっ!!高月 玲奈です!!」 私はパッと頭を上げて自己紹介をした。 「そう、可愛いお名前ね」 「ありがとう…ございます///」 なんだか照れくさかった。