「史華ちゃん かわいいね」

「あぁ…

愛華、今日はありがとう。

今日ここに来たことで

一歩進めた気がする。」

車を運転しているから

よく怜の顔は見えないけど

ここに来た時よりも

すっきりした顔をしてる。

きっと私が思っている以上に

怜は心がすっきりしてるのかな?

ずっと話すことも出来てなかった

母親と会って話すことも出来たし

新しいお父さんもできた。

可愛い妹も…

今回のことは神様が怜に与えた、

怜を成長させるための

試練の1つだったのかもしれない。