「どうぞ」

「ありがとうございます」

出されたお茶を飲みながら周りを見渡した。

家の中はきれいに整理整頓されていた。

小さい子供がいるのか、おもちゃが置いてあった。

「えっとねぇまず自己紹介からしよう。

僕は牧野浩太だ。

今年で39になる。君達の名前は??」

「俺は鈴原怜です。で、こっちは妻になる愛華です。」

「そうかそうか。怜君と愛華ちゃんね。

で、本題。僕は誰でしょう。

1.ただのおじさん

2.普通のサラリーマン

3.怜君のお母さんの旦那さん。」

「え…まさか…。」

「正解は3番。怜君のお母さん、京香の夫です。」

びっくりした??

とケタケタ笑う牧野さんは楽しそうだ。

びっくりしますよ、そりゃ…