私の道 ―(実話)―

私はすぐにケータイから
救急車を呼んだ。



住所がわからなかったから
近くにある看板や建物を早口で伝えた


「お願いします!早く!早く来てください!!」



あすかさんと赤ちゃんを助けてください!



陸には電話したけど留守電だったからメッセージを残しておいた




ヤジ馬が増える中、私は何をしたらいいかもわからず、ただあすかさんの名前を呼んで泣き続けるだけだった。




今日ここに来た事を
とても後悔しながら…。