こっちに気づいて、まほちゃんは気まずそうに礼をした。


手首の包帯が痛々しかった。

傷跡でも残っているのかな…?



ナッチも気まずそうにしてるのかと思ったら、笑顔でまほちゃんの方へ近づいて行った。


私は、ハラハラしながらその様子を見ていた。




まほちゃんの友達はヒソヒソ声で

「誰?知り合い?」と興味津々だった。



ナッチへのイジメは
まほちゃん一人の犯行らしかった。