し…しきたり……?
「これは全て頭に入れておかねばならんぞ?」
ポンっとあたしの両手に置かれたその巻物は……
「お、重っ……」
見た目は小さいくせに
ズッシリと重くて。
きっとこの中身も
……ズッシリ…重苦しいモノに違いない。
一体どんなことが記されているのか。
恐怖ーー!!
「このしきたりはぜったいじゃ。守れないモノは、有栖川を追放される」
つ…追放…?!
あたしの手の上に置かれた巻物は、ますますその重さを増す。
あたしが1人固まっていると。
「光姫さん、そんなに心配せんでも今守られてるしきたりはホンの一部じゃよ」
「…なんだ…あたしはてっきり……」
自由なんてなくなるのかと思った。
ハァー…っと
安堵のため息がもれる。
ーーよかった。
「ただし。光姫さんには有栖川の嫁として、第523条だけは守ってもらわねばの」
「え…第523条…?」
巻物を開くよう会長から催促され。
あたしはその恐怖の巻物に手をかけた。
この時からーー
あたしたちの歯車は
大きく狂い始めたんだ。
「これは全て頭に入れておかねばならんぞ?」
ポンっとあたしの両手に置かれたその巻物は……
「お、重っ……」
見た目は小さいくせに
ズッシリと重くて。
きっとこの中身も
……ズッシリ…重苦しいモノに違いない。
一体どんなことが記されているのか。
恐怖ーー!!
「このしきたりはぜったいじゃ。守れないモノは、有栖川を追放される」
つ…追放…?!
あたしの手の上に置かれた巻物は、ますますその重さを増す。
あたしが1人固まっていると。
「光姫さん、そんなに心配せんでも今守られてるしきたりはホンの一部じゃよ」
「…なんだ…あたしはてっきり……」
自由なんてなくなるのかと思った。
ハァー…っと
安堵のため息がもれる。
ーーよかった。
「ただし。光姫さんには有栖川の嫁として、第523条だけは守ってもらわねばの」
「え…第523条…?」
巻物を開くよう会長から催促され。
あたしはその恐怖の巻物に手をかけた。
この時からーー
あたしたちの歯車は
大きく狂い始めたんだ。

