「……んっ……」


長い……

長すぎる……



もうムリーーーー!!


「はぁ…はぁ……」


やっと唇が離れた時、あたしはお風呂の熱気と、社長にもらった熱のおかげで一瞬クラッと目眩がした。


「光姫、大丈夫か?」



「はぁ…大丈夫…な…わけ……ないでしょ?!」


あなた、あたしを殺す気ですか?!



「悪い。こんな明るい場所でお前のカラダ見たことなかったし……。
なんか火照ったお前の肌とスベスベした肌が…
オレを欲情させるっていうか…その……」



はぁはぁーー…

あたしの息はまだ上がったまま。



チラッと社長に目を向けると、社長はあたしから少し目を逸らして、顔を赤く染めていた。




……ずるい。

そんな顔するなんて。



そんな反応されちゃあ、あたし文句言えないじゃない。