「やっぱいいな、夫婦で風呂って」


「ぜ、全然良くない!」


さっきから社長の手が不審な動きをしているから、あたしは食い止めるのに精一杯。



「はあ…。気持ちいい」


「……ッ、ダメだってば!! もうやだっ!!」



社長はさっきからずっとあたしの首筋にキスをしながら、手はしっかりあたしの胸元へ……。



「嬉しいくせに」


甘い声で耳元で囁かれると、あたしのカラダは素直に反応。



「う、嬉しくない!
あたしはお風呂でなんてイヤなのっ!!」


「じゃあベッドの上ならいいのか?」



そんなこと、あたしの口から言えるわけないじゃないーー!



「どうなんだよ?」


「ふっ……」


そんな耳元で囁かないでってば!!


「光姫……」



ーーチャプン


社長があたしのカラダをクルッと反転させて、そのまま熱い唇を重ねた。