「あ、あはははは……」


笑って誤魔化すしかないけど、そんなことが悠河に通じるわけもなく。


「うーん……で?誰が変態だって?」


ネコのように腕をグーっと伸ばしながら悠河が問いかけた。


「……なんのこと?」


いつもはぜったいに言わないけど、「テヘッ」と笑って誤魔化そうと試みた。


「残念だけどお前だって十分変態だぞ?」

「……は?」

「昨日のこと、覚えてるか?光姫ちゃん。後半は…「ダメーーーーーーーーッ!!」」


あたしの叫び声が部屋中に響き渡る。

すると、グイッと身体を引き寄せられ、強引に唇を奪われた。


「んんっ!?」


長い長いキスが続き、だんだんと意識が薄れていく。

悠河の胸をドンドンと叩き、「もう無理!!」のサインを送った。


「まだダメだ」


一度離れた唇は、さっきよりも熱く深く重ねられた。