この隠し部屋は、 黒皮のソファーと、白いテーブル。 パソコンや、たくさんの資料がある、白と黒を基調とした部屋だ。 「1ヶ月前、三上瑠依は突然姿を消した。その3日後、小浦鈴に一件のメールが届いた。」 「メールの内容は?」 理恵が、長い茶色の髪を束ねながら言った。 「ごめん、あたし…。裏切るつもりじゃなかった。」 「裏切るって…。どういう意味だろうな。」 「とりあえず、小浦鈴に話聞いてみよう。ねっ?」 菜月が言った。