「おっ!来たか!俺が2Αの担任の中山だ。担当教科は、体育だ。よろしくな!」 見るからに、 体育の先生ぽいわね。 「よろしくお願いします。」 「よしっ、じゃあ、教室に行くか!」 中山先生の少し後ろを歩いて、着いていく。 廊下を歩いている生徒は ほとんどいないが、 遅刻ギリギリの生徒が 理恵の姿を見ると、 遅刻寸前ということも忘れて、 呆然と立ち尽くしていた。