10年の月日が流れた。


「おねぇーちゃーんーー」


「何?」


「これ分かんない」


「どれどれ・・・?」


美菜夏、拓夏は15歳になり、私達は36歳、そして小優希は10才になった。

奈美の子は『咲奈{サクナ}』と名づけられた。

奈美も今はすっごく元気でまた、2人の子供を産んだ。


「咲奈にも教えてー美菜ねぇーちゃん」


「ダメ!小優希のおねーちゃん!」


「俺は?俺でもいいよ♪」


「いや!」


「あーーーーーマジでグサっと来たわ。今の言葉」


「じゃー、小優希がにーちゃんの所行くぅー」


「小優希・・・」


「拓、マジでないてんじゃん・・・」


「なんていい子なんだお前は・・・」


今はお盆でおじいちゃんの家に大集合。


「美菜ーーーーーーーちょっとーーーーーー」


「何ーーー?ママーーー」


「来てーーー」


「はーーい」


「よっしゃ!おじちゃんが教えてやる!!」


「わーい」