私達はその子に『小優希{コユキ}』と名づけた。


「かっわいいねー」


「うん・・・」


「ママ、小優希は、美菜の妹なんだよね?」


「そうだよ。美菜お姉さんになったんだよ」


「んふふ///」


美菜と拓が立派なお姉さんとお兄さんになりますように。


「思い出すな・・・美菜と拓のとき」


「うん」


「僕たちの時も痛かった?」


「もう、すっごい痛かったよ~」


「「え゙~」」


「でも、痛い分だけ可愛いよ」


「そうだな」


ヴーーーヴーーー


私の携帯が鳴ってる。


「想吾出て」


「はいよ」