走って涼兄の家に向かう。

っていっても私の家の隣なんだけど…。



ピーンポーン…

涼兄の家のチャイムをならすと


「はーい♪」


と、中から可愛らしい声。

ガチャ

扉が開くとともに出てきたのは

涼兄のお母さんの真奈美ちゃん。

小さい頃から仲良しだったから

下の名前で呼んでるの。
ちなみに、お母さんのいとこ。


相変わらず 可愛らしい…。

一体何歳なんだろ…?(笑)


「あら、優澄ちゃん。
 涼から聞いてて待ってたよ」

「へへ♪
涼兄とDVD見るの♪」


真奈美ちゃんは笑顔で

私を中に入れてくれた。


「涼の部屋勝手に入って良い
 からね!」


と、真奈美ちゃんは言って

キッチンへ消えた。


お言葉に甘えて

勝手に涼兄の部屋へ


ガチャッ


涼兄の部屋へ入ると 涼兄はベッドで寝ていた。


部屋は必要最低限の物しか置いていない。

男の人の部屋って感じ。

とりあえず,部屋を見渡して

涼兄を見た。


さらさらの髪の毛。


ついつい触りたくなって

触ろうとしたとき…