私は愛されていた。

『こっちこい』



そう言って泣いてる私の腕を引っ張って、自分の方へ抱き寄せた。


それから‥
私が泣き止むまで頭を優しく撫でてくれた。







『そうだった。
この部屋、枕1つしかないんだ。これでいいか??』

そう言って腕枕をしてくれた。





幸せ‥

張りつめてた緊張がほぐれ安堵感から私は眠りについた。





1時間後‥

私は目を覚ますと現実についていけなかった。


だって‥

目の前に好きな人の胸板があって、それから腕枕なんてしてもらってて‥??


思いっ切り離れた。





すると

『ヤナ??』


渡部さんを起こしてしまった。