そこに母がいないことはわかっている。 それでも私は語りかけた。 ねえ、お母さん。 誰も私を責めないの。 誰も悪くなかったって、そう言うの。 だから私、ずっと自分を責めつづけていた。 だって誰も、責めてくれないから。 私が悪いのに、誰も責めてくれないから。 もう、どうしたらいいのかわからない。 お母さん。 これが最後のお願いです。 永遠に私を責めて、許さないでいて。 許さなくていいから、私のことを忘れないで。 私はもう、許されたいと願うことをやめた。