「はい、もしもし・・・・」



数秒間の沈黙。



「どなたで・・・・」


沈黙に耐えられなくなり、私が問いかけようとする。

そこで、電子音が響く。

通話が途絶えた合図だ。





もう何度目だろう。


こうして無言電話がかかってくるのは。