無理矢理彼氏!? 狼彼氏!?

「おはよう」

ニコっと笑い

あたし達に向かって挨拶

してきた木之本・・・。

“あたし達”って言うのは

勿論言うまでもなく、

麗とあたし・・・。

全く・・・なんでこんな奴が

あたしの後ろの席なのよっ!!

「おっ!!おはよう・・・」

麗ってば、顔が真っ赤・・・。

よっぽど嬉しいんだね・・・。

そっか、麗は初めてコイツと

口を聞いたのか・・・

そりゃ嬉しいよね!

あたしも好きな人ができたら

話すだけでドキドキしちゃうと

思う・・・。

「なぁに!?
木之本君に挨拶されたのに
あの・・・川島って人
無視するわけ?」

「ひっど~い!!せっかく
木之本君が挨拶してくれた
って言うのに!!」

周りにいる女子が口々に

文句を言う。

あたしは別に

“無視”したんじゃなくて

ちょっと考え事してただけなのに

全くもう!早とちりしすぎっ!!

「いいよいいよ!
俺、別にコイツに無視されようと
されまいと、全然構わないからさ」

周りの女子に、アイドルスマイルで

言う。

「キャー!!木之本君って
やっさし~い❤❤」

「それ!なんて心が広いの!!」

ったく!!!

完全にあたしが悪い立場じゃない!!