~昨夜の
朔夜と桃花の口喧嘩後~
「で、この子たちの魔を払えばいいのね?」
柳の肩から降りて、
桃花が6人に
何かをやり始めた。
「なんで
桃花に払わせるんや?」
小声で聞いて来た朽葉に柳は脱力する。
「桃花姫様は桃の木の(自称)神様なんだよ。
桃っていうのは魔よけになるって言われてて、
日本のイザナギ、イザナミの神話にも出てくるくらい有名…ほんと、どうして朽ちゃん文芸部なのに」
「イザナギ、イザナミの話だけではありませんしね」
柳と紫苑に責められ、
朽葉は沈んでいく。