理恵とは小学校からの付き合いで、私の大親友。私にとって唯一心を許せる存在。
もちろん、理恵は私の家庭事情を知っていて、いつもこうして話を聞いてくれる。
───私の家庭事情……
何が気に入らないのか、母はいつもイライラしていて…それを私に暴力という形でぶつけてくる。
そのたびに私は家を飛び出し、理恵に救いを求める。
太陽のような理恵。
そんな理恵に、私は頼りすぎていた。
私がもっと強ければ…もっと相手の気持ちを考える人間であったなら…
あんな悲しい出来事は起こらなかったのに………
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