─ある日、私は数人の女子からトイレに呼び出しを受けた。





…だいたい予想は付いている。



リーダー的存在と思われる目つきの悪い女が、楽しげな表情を浮かべて口を開く。



「あんたさぁ、サッちゃんの靴…隠したでしょ!?」


「…………はっ!?」



身に覚えの無い事に、思わず挑発的な声を出してしまった。


そんな私に彼女たちが
苛立ちを覚えたのは、いうまでもない。