来夢の顔がパァっと輝いた。


その中にはダイヤがキラキラと
輝く指輪が入っている。


俺が一昨日買ったものだ。


「来夢。俺と結婚してくれ」


来夢の目から涙が
ワッとあふれた。


「遅くなってごめんな」


「ヨウくん…」


「何??」


「よろしくお願いしますっ!!」


来夢が俺に抱きついた。

俺は来夢の頭をなでて
耳もとで囁いた。


「絶対…幸せにするからな!」


「ありがとう…!」





「「あっ」」

前の人が俺達を見て
顔を赤くしながら
小さく声を上げた。



少しざわめく人達の中で
俺達は永遠の愛を誓いながら
少し長いキスをした。