*ねむ 「音夢…音夢っ!」 「わっ!!」 「何ボーッとしてるんだ?? もうすぐ始まるぞ?」 低くて温かいお父さんの 声を聞いてハッとした。 気づいたらなぜか 私たち4人の大波乱の 3日間を思い出していた。 あれから10年。 あたしたちはみんな 25歳になった。 いろんなことがあり、 私は今、キレイなドレスを 着て、教会の大扉が開け 放たれるのをお父さんの 隣で待っている。