お兄ちゃんはもう
いなかった。

ずいぶん早いなぁと
思いながら立ち上がると
机の上にメモがあった。


『来夢へ、音夢には
ちゃんと謝るように。
お兄ちゃんは彼女と
デートしてきます。
兄』


わっ!デートいったんだ。
ラブラブだなぁ
お兄ちゃん…
うらやましい。

てか音夢に謝らなきゃ!!

あたしはメモを
握りしめた。

お兄ちゃん…ありがとう!!


あたし…頑張ります!!