あたしは音夢が泣いて
いる姿をこれ以上見て
られなかったので
その場を離れた。


あたりはもう真っ暗だった。


遠くの方で楽しそうな
パレードの音楽が聞こえた。

今のあたしはどんなに
楽しい音楽を聞いても
気がめいるだけだった。

あたしは一人肩を
落としながら家へ向かった。


一人寂しく…家へ帰った。