あれから4日間莉子と口を聞いていない。


謝りたい気持ちはすごくあるのにタイミングが見つからない。

そう言って私は莉子から逃げているのかもしれない。

自分でもズルイと思ってしまう。



今までずっと莉子といて離れた今ほとんど一人でいる。

莉子以外の友達と一緒に居ても何だかしっくりこないし、気を遣う私がいて、だから昼休みは外で食べるのが日課になってきた。


今日も天気の良い空の下の芝生の上で持ってきたお弁当を食べる。


何気に周りを見てみると遠くの方で一人ている莉子を発見した。


莉子も一人でご飯食べてるんだ…


少し嬉しかった。

もしかしたら私と同じ気持ちなのかもしれない。

…今だったら謝る事が出来るかも。

でも何て切り出そう?

“一緒にご飯食べよう!”、それともいきなり“莉子!ごめん!“?

あ~、どうしよう。






その時莉子の飲みかけのお茶が倒れた。