「おはよー 今日早いね~」「お~ なに お前何かあったん?」「宿題 見して~ え いや ちょっとくらい…」「はよ~ あ メイク決まってるじゃん その口紅 どこの?」

瀞憐学園は古くから歴史がある超名門校 小中高と エスカレーターで クラスメートはほぼ 顔見知り あとは 外部からの転校生のみの学校

そこに 小陽は通っている 小学校から通っているおかげで友達が多く よく話す
今日もいつものように女生徒が小陽に気づき
「あ こっはる~ おは……………よ?」
「はるちゃん おは…うわ ど…うしたん?」

挨拶しかけた二人の生徒は 顔を見合わせる

小陽が 自分の席で ぶつぶつ呟いていて オーラが 暗い しかも 周りの声は耳に 入って無いらしく ひたすら ぶつぶつと呟く

「こ こ 小陽? どーしたの? はる?~」