今 小陽の 声が…………
「満月~っ み~つ~き~ あれ?どこ行ったの?」

どうやら 俺を探してくれてるようだ

「じゃ 呼ばれてるんで これで 失礼しま…

ガシッ

わっ」
急に銀縁メガネに腕を掴まれた
「貴様………
まさか 小陽ちゃんと



恋人同士なのかぁあぁぁあぁっ!」

は?

銀縁メガネが 突然叫び出したかと思うと
他のメンバーは騒ぎ始めた
「…………なんだ 今度は」
うざい

「み 満月?」
俺の横から小陽が姿を現した
「あ 小陽 俺に用でも?」
「守村さんが 迎えに来たから 呼ぼうとしたんだけど………お取り込み中?」
「いや 取り込みたくも ない
こいつらは 気にしなくてもいいから」

とりあえず帰りたい
帰って今日のことは抹消しよう

「あれ? 奈留碕先輩? なんで 地面に突っ伏してるんですか?」
「「はい?」」
俺と 銀縁メガネの声が被った
すると 銀縁メガネは 小陽が 目の前にいることに気づいた