「水紀っ。」 「ん?は~い?」 言いにくい…。 でも、ここで言わなきゃ前に進めない様な気がした。 「あのね。ずっと言えなかったんだけど、未来…惇先輩の事が好きなの。」 水紀は驚いていた。 「え~!言ってくれても良かったのに~。」 「え?」 「なんでも、ウチは惇先輩の事が好きじゃ無かったみたい。今は違う好きな人もいるし!」 そ、そうだったのかよ…。 焦っていた私が馬鹿みたいに思えてきた。 「バレンタイン、渡そうと思ってるんだけど…。」 私は恐る恐る言った。