…三年生の競技になった。 私はもちろん惇先輩に目が行ったけど、 (駄目だ!駄目だ。) って自分に言い聞かせて他の場所へと目線を変えた。 ………。 ピーンッ! 「ん?」 私の何かが反応した。 その反応した先を見ると…。 三年生の松川竜地(まつかわ りゅうじ) さんと言う人がいた。 (か、かっこ良い…。) ついつい見つめてしまっていたけど、 目が離せない。 「未来ぅ~。」 「うわあっ!」 李帆が後ろからノソッと私に乗っかって来た。