「大丈夫かぁ?」 香菜は目をシパシパさせている。 「大丈夫~。」 いやいや…大丈夫じゃ無いだろうに。 今に髪の毛、固まるよ? 「きゃ~!髪固まった!」 ほらね…言わんこっちゃない。 「それは洗うしか無いね。」 香菜は髪の毛を一生懸命直そうとしている。 「未来っ!先に教室に戻ってて!」 「え。良いのか?」 何か…惨めに見えてくるのは何故だろうか。 「わ、分かった。先生に言っておくね。」 私は急いで教室へと戻った。 案の定、香菜は水を髪にぶっかけて来てた。