友達の智花(ちか)と柚子葉(ゆずは)も私の所へ来た。
香菜は学校を休んだ。

「未来ぅ~どおしたぁ。」
「泣くなぁ~。話聞くよぉ?」

夏実は最初から最後までの事を全て喋っていた。
憎い…心の中では笑っているんでしょ?

すると智花は私の耳元で、
「夏実に言われたくないよね。」
って言って来た。

その党利だよ。
まさに今、思っていたこと…。

部活の友達に、このことを言ったら驚いていた。
驚いたってもんじゃなかった。

その日、一日ずっと暗い気持ちだった。