電車の出発時間の三分前に香菜が来た。 「遅いよっ!」 あれ?泰斗がいない。 「ごめ~ん。うわぁ~何か居ずらい。」 「は~いっ!出発するよ~。 行かないんですかぁ?」 駅員さんに怒られた。 急いで切符を買って、私達三人はダッシュで階段を上り下りしながら、電車に乗り込んだ。 私達は立って電車に乗る事にした。 香菜は「居ずら~い。」を連呼していた。 電車が発車しても、惇先輩は手をポケットへ入れ、何処もつかまないでいた。 電車がガタンッと行くごとに惇先輩は揺れて転びそうになっていた。