「ほら、立って」 そう言って手を差し出す。 「....。」 あたしの手を掴んで、 地面から立った。 「...ありがと」 もー。 こいつ。 「男の子でしょ?」 「え?」 「もっと強くなりなさいよ」 「....。」 男の子は下にうつむいた。 少しして、 「僕...、強くなる」 涙を拭いて、 笑った。 「うん」 それが、 出会いだったの。 二人で一緒に遊んで 毎日が楽しかった。 二人で追いかけっこして、 田んぼに落ちたり、 お祭りで騒いだり 毎日が本当に楽しかった。