王子様の、花嫁探し。




「え?いいの?」

「おかず交換しよー?」

「うん!」

あたしはウィンナー。
かっちゃんは卵をくれた。

二人のお弁当を、
二人で食べる。

(何言ってるのか分かりますか?汗)


朝、作ったんだ。
陸戸の分も作ったから、
ちょっと大変だったな。



「これ栖羽ちゃんが作ったの?」

「うん、そうだよ」

「栖羽ちゃん料理上手!」

「ホント?ありがとう」

「栖羽ちゃん、将来いいお嫁さんになるよ!」

かっちゃんはそう言って、
首をかしげてにっこり笑う。


お嫁さん、っかぁ。



「なれるかなぁ?」

「栖羽ちゃんならなれるよ!」

「ありがとう。お世辞でも嬉しいよ」

「お世辞じゃないよ!本当だよ!」

かっちゃんありがとう。




お弁当を食べ終わり、
二人で話してて。


「栖羽ちゃん」

かっちゃんが突然真剣な顔になった。


「ん?」

「....。」

「え?」

かっちゃんは黙ったまま、
近づいてくる。


ど、どういうこと!?