王子様の、花嫁探し。






「目、つぶってや」


走って、

約、20分経ったんだろう....。



陸戸はいきなり足を止めて、

あたしに目をつぶって、
って言ってきた。





あたしは陸戸の言うままに
目を閉じる。




陸戸はあたしを支えながら
足を動かす。




...どこだろう...ここ。







「...はい。

 目、あけて」




陸戸の言うままに、

ゆっくり瞼を開ける。






「....。」


眩しくて、

目を細める。





「...ヒマワリ....」