王子様の、花嫁探し。





屋上のドアが開く音がして、

振り返ったら、



目を大きく開いてる、

栖羽が居た。





「....陸戸」


「...。」


涙をぶっきら棒に拭いて、

平然を装った。





「...泣いてるの...?」


栖羽は眉間にシワを寄せながら
こっちに近づく。





「...栖羽」


「え?」




「...劇、頑張りや」


俺はそう言って、

栖羽の頭にポンと、


手を置いた。