王子様の、花嫁探し。






部屋の明かりをつけ、
陸はカーペットに座った。


あたしも隣に座る。





「どうしたの?

 髪、ボサボサだよ?」



いつもは完璧にこなすはずの陸が、
こんなボサボサ髪とは、

ちょっと驚き。





「んあー、気にすんな。


 てか、
 お前どーすんだよ」



陸は髪を直しながら
あたしに向かってそう言う。






「どうするって?」


「だから、

 なんか、兄貴、

 
 氷奈を....」



陸はあたしが悲しむと思って、

言葉を続けなかったんだろう。





「...うん。

 そうだね。


 でも、陸戸は氷奈のことが好きなんだ。


 それが、事実だから」



そういいながらも、

心がズキズキと痛む。