王子様の、花嫁探し。






「....は?」


反応したのは、

陸や。





「何言ってんの?」


陸の髪からぽたぽたと水が落ちる。





「氷奈、自分の家に戻って」


俺は氷奈の手首を掴んだ。





「嫌だ」


「氷奈!」



なんやねん...。





「兄貴、どういうことだよ!?」


俺もわからへんよ....。




氷奈が帰ってくれへん。





「兄貴は、

 氷奈を選らんだのか?」



陸のまっすぐな目。