王子様の、花嫁探し。




栖羽、
胸の中で寝とる。


栖羽の話聞いて、
胸がちぎれそうやった。



絶対自分が守るとかいうといて、
結局はなんもできへんかってん。



どうすればええのか、
...正直、
...わからへん。



明るい栖羽が、
こんな経験してたなんて、
思う訳もない。


イヤ、多分、
わざと明るくしとる。



ほんまは、
寂しがり屋なんやねん。


けど栖羽
安心せえ。


これからは、
絶対俺が守ったる。



絶対傷つけへんし、
絶対大切にする。


栖羽を、
幸せにしたげる。



信じてや...。